1957 FIAT ABARTH 750 ZAGATO ”CORSA”

DETAIL

1957年製”Fiat ABARTH 750 Zagato Corsa”のご紹介です。この”750 Zagato Corsa”は、1958年、”Corso Marche 38″に工場が移転する前の”Via Trecate”工場で製作された”SerieⅢ”のプロトタイプモデルで、イタリア国内のプライベーター向けに約20台が製造されました。SerieⅡからの変更点は、フロントノーズ、リヤフェンダー、ヘッドライトカバー、バンパー、インテリアにまで及び、エンジン、ギヤボックス、駆動系はSerieⅡのものが流用されました。この”Corsa”モデルは、フロントガラスを除き”Plexiglass”が装着される他、各部において徹底的な軽量化が図られ、1957年のMille Migliaをはじめとする主要レースで活躍しました。1958年から製造される量産型”SerieⅢ”とは違った下記特徴が”Corsa”に与えられたfigureです。

-Aluminium rimmed plexiglass door windows
-Aliminuum rimmed plexiglass quarter windows
-Plexiglass rear window
-Nardi wood rimmed steering wheel
-5 1/4″Marchal headlights(instead of the normal 7″)
-Early Fiat 600 taillights
-Small front Glass turn signal units(Giulietta 750 type)
-No flank badges except for the Zagato”Z”
-No front air ducts under nose(air intakes)
-46hp Mille Miglia engine with highly polished rods and crank
-Alloy 5 quart finned oil sump
-SerieⅡtacho and speedmeter, triplemeter unit
-shorter body than a SerieⅢ 750GT

今日ご紹介するこの個体、シャーシナンバー”383535″は、1957年12月末に製造され、1958年1月、イタリアMilanoのプライベーターによりレジストリーされました。レースヒストリーは確認出来ておりませんが、1958年のイタリア主要レースに参戦したと言われております。数人のイタリア人オーナーを経て、日本に上陸したのは1985年です。日本に輸入したのは某有名自動車ジャーナリストの方で、この”Corsa”を十数年所有されておりました。その後数人のオーナーの元で未完成な状態であったこの個体を私どもが入手したのは今年の初めで、半年かけて当時の姿にレストアいたしました。”Corsa”のfigureはあらゆる箇所に確認でき、この個体が本物の”Corsa”であることを証明しています。さらに、オリジナルのFiat IDプレートに打刻されているシャーシ、エンジン番号は全て一致し、この個体のオリジナリティの高さが伺えます。

本物の”Corsa”をお探しの方にお勧めするオリジナリティ高い一台です。是非ご検討下さいませ。

SALES
SOLD OUT
Chassis Number
FIAT100⭐︎383535⭐︎
Engine Number
FIAT100.000⭐︎419229⭐︎
Restore
Fully restored
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