1954 FIAT 1100TV

DETAIL

戦前から生産が続いたフィアット1100は、1953年、モノコック構造にダブルウィッシュボーンフロントサスペンションという大衆車としては革新的なシャーシへと進化を遂げた”1100/103″にモデルチェンジしました。1954年には、圧縮比を高め、ツインチョーク式ウェーバーキャブレターを備えた103の高性能モデル”TV(Turismo Veloce)”がラインナップに加わり、心待ちにしていたイタリアのカロッツェリア、チューナー達はレースに参戦するため、1100TVのシャーシ・エンジンを使用し、各々のレーシングマシンを製作しています。ノーマルのベルリーナも、レースではザガートやピニン・ファリーナの軽量ボディモデルと互角の戦いを見せ、1954年、1955年のミッレ・ミリアで好成績を収めています。

今回ご紹介するこの初期型”1100TV”は、1954年にイタリア本国でデリバリーされた後、数人のイタリア人オーナーを経て、2017年5月、日本に初上陸しました。イタリアの愛好家の元で大切に管理されてきたのが伺えるほど素晴らしいコンディションでしたが、私どもはさらに新車時の姿に近づけるべくディテールを見直し、丸一年をかけて仕上げました。

ミッレ・ミリア出場をお考えの方に是非ご検討いただきたい自慢の一台です。ASI Targa oro、FIVAが付属します。

SALES
SOLD OUT
Chassis Number
103TV*126577
Engine Number
103.006*128550
ASI Targa oro, FIVA
Restored
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