1958 Fiat Abarth 750 Zagato Double Bubble

DETAIL

弊社ショウルームに久しぶりに綺麗な”ダブルバブル”が並びました。アバルトは、1955年の春に登場したフィアット600の633ccユニットのボアxストロークを、60mmから61mm、56mmから64mmに拡大、さらにクランクシャフト、カムシャフト、ピストン、コンロッド、IN,EXHバルブを交換し、747ccの排気量となるチュー二ングエンジンを完成させました。非凡な可能性を秘めていたこのパワーユニットが、後に小排気量チューニングエンジンの先駆けになったのは皆様ご存知の通りかと思います。カルロ・アバルトは、この747ccパワーユニットの可能性を最大限に引き出すため、カロッツェリア・ザガートに俊敏で快活なベルリネッタボディの製作を依頼しました。こうして誕生した”FIAT ABARTH 750GT Zagato”は、ルーフの特徴的な形状から”Double Bubble(ダブル・バブル)”の愛称で呼ばれるようになります。

今日ご紹介する個体は、1958年3月に製造されアメリカにデリバリーされました。エンスージャストにより日本に輸入されたのは平成10年、2人のオーナーを経て現在に至ります。オフホワイトに塗られたボディにはテラコッタカラーで仕上げられたインテリアが組み合わされ、1958年製の特徴である小さなLucas製テールランプとともに、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。この個体は、1990年代後半にフルレストアされ、20年近く経過した現在でもトップコンディションを保っております。

アバルト・ザガートモデルをお探しの方にお勧めの一台です。是非ご覧ください。

SALES
SOLD OUT
Chassis Number
456858
Restored
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