1948 ERMINI Gilco 1100 G.P

DETAIL

“Toppolino”や”508 Balilla”、”1100″など、FIATの大衆車をベースとした小規模なコンストラクターが無数に存在した戦後間もないイタリアで、Pasquino Erminiがフィレンツェに興した”ERMINI”は、新興のコンストラクターの中でも一際光る存在でした。”Bugatti”や”Talbot”のレースメカニックとして活躍した彼は1100ccFIATエンジンをモディファイすることからスタートしましたがDOHCの必要性を痛感し、自らDOHCシリンダーヘッドの開発に着手、1946年、試行錯誤の末に念願のFIAT ERMINI 1100 Bialbero(DOHC)エンジンを完成させます。ERMINI初のBialbero(DOHC)エンジンを搭載した”ERMINI FIAT”は、1,089cc(68mmx75mm)の排気量から、82cv/6200giriを発揮、スポーツカーカテゴリーで活躍を見せました。

今日ご紹介する個体”1948 ERMINI Gilco 1100G.P”は、レース用シャーシのスペシャリストとして定評のあるGilco製スペースフレームに、1100cc Bialberoエンジンを搭載したERMINI初期を代表する一台で、1948年4月の”FIRENZE-FIESOLE”で4位という華々しいデビューを飾り、5月の”Mille Miglia”にゼッケン52番で参戦するなどスポーツカーレースで活躍を見せる一方で、G.P(Gran Premio)への参戦を目指したこのモデルは、1948年6月の”CIRCUITO DI MANTOVA FIA F2″、8月の”CIRCUITO DI PESCARA FIA F2″ 等のレースにも参戦し好成績を収めています。

ERMINIのボディは、”Ala d’Oro”,”Motto”,”Morelli”,”Scaglietti”などのカロッツェリアが良く知られていますが、この個体を含めERMINI初期のモデルはカロッツェリア”Tafani”のボディが多く架装されています。

1955年の廃業までに製作されたERMINIは40台にも満たないと言われています。ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。 ASI Targa Oro、Fiva A3 Certified 価格・詳細につきましてはTEL 03-3993-3760 までお問合せください。

SALES
SOLD OUT
Chassis Number
106610
Engine Number
106610
RESTORE
RESTORED
GRADE
ASI Targa Oro FIVA A3 Grade
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