1959 FIAT Nuova 500 Sport
イタリアのベーシックカーとして1957年以来の長きに亘って君臨してきた”チンクエチェント”。車体はなるべく小さく軽く、エンジンもなるべく小さく軽く、そしてなによりも安くという難題の元で、ダンテ・ジアコーザが造り出したこのチンクエチェントは、大人4人を乗せて移動するためのストイックなまでに合理性を極めた設計でありながら、温もりに溢れた可愛らしいスタイルを実現しております。アレック・イシゴニス設計の英国のミニ、ドイツのビートル、フランスの2CVと共に、このイタリアのチンクエチェントも歴史に残る大衆国民車として永遠に愛され続けていくことでしょう。
ライトグレーのボディに赤いフラッシュがサイドに入った掲載車両は、チンクエチェントの原型”Nuova(ヌオーバ)”のスポーツバージョン”Nuova 500 Sport(スポルト)”、シャーシナンバー”97765”となります。この鮮やかなカラーリングは500スポルトだけに与えられたカラースキームです。1959年の11月にトリノで新車デリバリー、”TO 302629”のレジストレーションが与えられております。その後4人のイタリア人オーナーを経て、平成23年に日本に輸入されました。内燃機を見直し、吸排気系を高効率化した499.5ccエンジン(Tipo 110.004)、120kmメーター、ウェーバー26IMB2キャブレター等、500スポルト専用の特徴は全て残されており、この個体のオリジナリティの高さが伺えます。輸入される直前にフルレストレーションを受けておりますので、内外装、機関類ともに抜群のコンディションです。
私共が自信を持ってお勧めする極上の500スポルトです。トリノのオリジナルブラックプレート、新車時のドキュメント類を残す奇跡的な個体を是非その目でご確認くださいませ。
- SALES
- :
- SOLD OUT
- Chassis Number
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- FIAT110☆097765☆
- Engine Number
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- FIAT110.004☆128076☆