1960 FIAT ABARTH 1000 Bialbero BECCARIS

DETAIL

1960 FIAT ABARTH 1000 Bialbero BECCARIS 

chassis number :  858582    engine number : ABA229/158

・ Coachwork by Carrozzeria Beccaris

・ Believed to be only 15 examples were made 

・ An opportunity to own one of Abarth’s most celebrated models

 

 

1960年の夏、ベースモデルとなったフィアット600がマイナーチェンジを受けると、早速、マリオ・コルッチを中心としたコルソ・マルケのアバルト技術陣は、1000ビアルベロに架装する新しいベルリネッタボディのデザインに着手し、翌年11月に開催されたTurin Motor Showで発表をします。新たなベルリネッタボディは、フロントにラジエターグリルが設けられ、ボディ広範囲に改良を受けていましたが、丸みを帯びたボディラインは、カロッツェリア・ザガートがデザインしたレコルトモンツァを彷彿とさせました。ボディ制作を担ったのはアルミニウム製ボディで定評のあるトリノのカロッツェリア”BECCARIS(ベッカリス)”で、ベッカリスは翌年リリースされる”ABARTH SIMCA”のボディ制作も請け負っています。

オリジナルを忠実に復元すべくレストア作業に10数年の年月を費やしたこの個体は、現存するベッカリスボディのビアルベロの中でも最も若いシャーシナンバーを持ち、1961年9月のモンツァ”Coppa Intereuropa”でデビューウィンを飾った個体そのものと推測されます。この個体の詳細なヒストリーについては現在調査中です。

1962年のSebring3時間レースで輝かしい勝利を収め、アバルトをグランド・ツーリングカテゴリーディビジョン1のコンストラクターチャンピオンに導いた立役者、”ベッカリス・ビアルベロ”、ぜひコレクションに加えてはいかがでしょうか。

価格・詳細につきましては vintage@corgys.com までお問合せください。

Photo by : Isao Yatsui

SALES
SOLD
Chassis Number
858582
Engine Number
ABA229/158
Condition
Fully Restored
CONTACT