1961 Alfa Romeo Giulietta SZ
1961 Alfa Romeo Giulietta Sprint Zagato
chassis number : AR10126⭐︎00051⭐︎ engine number : AR00120⭐︎00175⭐︎
・ One of approximately 200 examples ever built.
・ Known ownership from new with original UK documents.
・ Still has original AR00120 engine from new.
・ Less than 1000km since its restoration.
この度、非常にオリジナリティの高いジュリエッタSZをヨーロッパより輸入いたしました。1959年のトリノ・ショーでデビューした”SZ (Sprint Zagato)”は、750スパイダーのシャーシを流用し、カロッツェエリアザガートの職人の手によるハンドメイド・アルミニウムを被せた軽量スポーツモデルで、エンジンパワーは、9.7:1の圧縮比から100HP/6500rpmを発揮し、最高速は200kmに達しました。この数値は当時の1.3リッタークラスでは最強を誇り、多くのプライベーターたちがSZを駆って、サーキット、ヒルクライム等、数々のレースで大活躍しました。1961年には前後オーバーハングを延長し、車高を低めた”SZ2″へと進化を遂げ、ル・マン24時間レースなどの国際レースにおいても驚異的な走りを見せます。SZの丸みの帯びた可愛らしいボディは、ジュリエッタのバリエーションの中でも最も魅力的な輝きを放ち、半世紀以上経った今でも絶大な人気を誇ります。
ご紹介する個体、シャーシナンバー”00051″は、Alfa Romeo Heritage departmentの資料によると、1960年9月29日に製造、その年の年末にイギリスの”Thomson & Taylor”にデリバリーと記されており、その翌年の2月24日に、ロンドン、チェルシー在住の実業家の名義で初登録(958HYK)されています。その後、3人のイギリス人オーナーとフランス人オーナーを経て、2023年、弊社がオークションハウスで落札の後、日本に輸入いたしました。長い間、イギリスのアルファロメオエンスージャストが所有していたこの個体のオリジナリティは特筆すべきもので、エンジンブロックはもとより、”SS175″と打刻された750系シリンダーヘッド、ABARTH製エギゾーストマニホールド、アルミニウム製のホイールリムが特徴のBORRANI製コンペティションホイールに至るまで、換装されることもなく全て新車装着時のまま残されています。シリンダーヘッドに関しては、ジュリエッタのパーツリストを調べたところ、エンジンシリアルナンバーが200番までは、750系のシリンダーヘッドが搭載されている旨の記載がありましたので、この個体のエンジン(AR00120⭐︎00175⭐︎)に装着されるシリンダーヘッドがオリジナルであることの証明となります。750シリンダーヘッドの装着に伴い、キャブレターは”40DCOE2″ではなく、”40DCO3″が標準となります。
さらにこの個体には、驚くべきことにイギリスで初登録された1961年2月24日付のLog Bookが残されております。こちらはこの個体の価値をさらに高める嬉しいポイントではないでしょうか。現在、オリジナリティの高いジュリエッタSZが市場に出てくることは皆無に等しく、入手が厳しくなっている中、マイナス要素がほとんど見られず、ここまでオリジナルコンディションを維持した個体は、弊社でも今後ますます取り扱いが難しくなることでしょう。極上かつ、オリジナリティの高いジュリエッタSZをお探しの方に是非ご検討いただきたいお勧めの一台です。レストレーション時の写真と多数の興味深いドキュメント類が付属します。価格・詳細につきましてはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
Photo by : Isao Yatsui
- SALES
- :
- SOLD OUT
- Chassis Number
- :
- AR10126⭐︎00051⭐︎
- Engine number
- :
- AR00120⭐︎00175⭐︎
- Zagato Production Number
- :
- 454
- Condition
- :
- Fully Restored