1961 O.S.C.A 1600GTS Zagato
1961 O.S.C.A 1600 GTS Zagato
chassis number : ☆004☆ engine number : ☆004☆
・ One of only 98 OSCA 1600GTs bodied by Zagato
・ Rarest twin plug cylinder head “GTS” version
・ Still has original OSCA twin plug engine
・ Long term Japanese ownership since 1990’s
・ Eligible for Le Mans Classic
レースコンストラクターとしての活動を切望しマセラティと決別した3兄弟が、新たに小排気量レーシングスポーツカテゴリーの勝利を目指し彼らの故郷であるボローニャに興した”O.S.C.A (Officine Specializzate Costruzioni Automobili)。マセラティ兄弟が渾身の力を込めコンペティションシーンに投入した第一号車”MT4 (Maserati Tipo 4cilindri)”は、華々しいデビューを飾り、その後、Mille Miglia、をはじめとするイタリア公道レースで華々しい戦果を残しました。ル・マン24時間、セブリング12時間、ツール・ド・フランス他、イタリア国外においても、MT4は常にクラス上位を独占するほどの圧倒的な強さを誇り、O.S.C.Aの名は一躍世界のレース界に轟くことになりました。
1960年代に入り、O.S.C.Aはレースで培った技術を活かしたスポーツカーの製作を展開、自らの設計による1600ccDOHCエンジンを搭載した小型スポーツカー”O.S.C.A 1600GT”を1961年にデビューさせます。エンジンのチューンはモデルの性格に従い、GT,GT2,GTV,GTSの仕様が用意され、GTS仕様になると当時の市販車では最高の140PSという高度なチューンが施されています。マセラティ兄弟が意を注いだのはエンジンだけではなく、チューブラー構造を持つシャーシに、4輪独立懸架ダブルウィッシュボーンサスペンション、さらに前後4輪に装備されるガーリング製のディスクブレーキに至るまで、彼らの集大成とも言えるほどの情熱とテクノロジーが1600GTにフィードバックされています。
今日ご紹介する個体、シャーシナンバー”004″は、ツインプラグヘッドを搭載し、1600GTシリーズ中最も過激なチューンを施した”GTS”仕様(140PS)の第1号車で、1961年8月24日に製造、アメリカ・フロリダの”Cressman Motors”にファーストデリバリーされました。プレキシグラスに覆われるヘッドライトスタイルは”GTS”の特徴の一つです。その後、著名コレクターである”Stephen Block”などの所有の後、1991年3月、東京で開催された”World Vintage Car Auction”に出品されます。その後、この個体は日本のエンスージャストに引き継がれ、前オーナーは様々なメインテナンスを施しながら、約30年近くの間、この個体を所有しておりました。製造台数98台と言われるOSCAザガートの中でも、最も高性能な”GTS”は30台前後が製造されたに過ぎず、今や世界中のコレクターから注目を集めています。その希少性が高まる中、ロングオーナーシップのこの個体は抜群のオリジナリティを誇り、しっかりとメインテナンスを受けたお勧めの一台です。製造当時から何も手を加えずに現代にタイムスリップしたと思えるボディペイントも抜群の雰囲気を醸し出しており、この個体の凄みを感じさせます。この個体のレースヒストリーについては現在調査中です。
価格・詳細につきましては vintage@corgys.com までお問合せください。
Photo by : Isao Yatsui
- SALES
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- SOLD OUT
- Chassis Number
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- ☆004☆
- Engine number
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- ☆004☆
- Condition
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- Not restored original condition