1969 LOTUS ELAN S4 SE 東急商事ディーラー車

DETAIL

1969 Lotus Elan S4 SE オリジナルペイントを残す奇跡の一台

chassis number :  36/9248  engine number : L/19846

・ 東急商事ディーラー車両  /  初年度 昭和44年登録

・ 品川51ナンバー /  2オーナー / 37,800km(実走行)

・ ノンレストア車  /  オリジナルペイント

・ オリジナルフレームシャーシ / オリジナルエンジン

 

1960年代のブリティッシュライトウェイトスポーツを代表する”ロータス・エラン”が入庫しました。先代のエリートに採用されたFRPフルモノコック構造は、生産性が著しく低く、その上コストも高騰していたため、後継モデルには、X字型バックボーンフレームにFRPパネルを組み合わせる手法が取られました。この設計手法により車体の生産性が向上し、同時にルーフを切り取ったオープンスタイルが可能となりました。こうして誕生した新型オープンスポーツモデルは”エラン”と命名され、1962年のアールズコート・モーターショーで正式にデビュー、1963年に入ってから本格的に量産化されます。搭載されるパワーユニットは、フォード116Eブロックをベースに、ロータス自製DOHCシリンダーヘッドを載せた、ご存知のロータスツインカムエンジン。最高出力は、1,558ccの標準型エンジンで105bhp / 5500rpmと、エリートのクライマックスFWE1,216ccが発揮する75bhpを大幅に上回るとともに、進化したサスペンションが産み出す卓越したハンドリングが相まって、エランは先代のエリートを凌ぐ本格派スポーツモデルとして広く人気を博しました。その後、エランは1964年にS2へと進化、さらに1965年になると、FHC(フィックスドヘッドクーペ)が登場、さらにその後、高出力バージョンの”SE”、”SPRINT”がラインアップに加えられ、1973年まで生産が続けられました。

今日ご紹介する個体は、メインジェット、エギゾーストの変更、Dタイプカムシャフトへの変更により、115bhpへと出力向上を計った”SE (Special Equipment)”仕様の”S4″となります。ストロンバーグ175CD-2キャブレターが純正装着されるため、ボンネットフードにバルジが見られるのが外観上の特徴です。当時のロータス正規輸入元であった東急商事が昭和44年に輸入し、東京・世田谷区のオーナーにファーストデリバリー、その数年後に2人目のオーナーへと引き継がれ現在へと至りますが、その間の走行距離は、わずか37,800kmという非常にローマイレージの個体です。特筆すべきはオリジナリティの高さでしょう。ボディはところどころに傷や塗装の剥がれが見られるものの新車時の塗装のままで、艶もあり非常に良好な状態を維持しており、経年により交換が必要となるシャーシも新車時のシャーシのまま変更せず維持されています。ガレージ保管されていただけあり、内装の状態も非常に良好で、ダッシュボード、ウッドパネル等にひび割れ等も見当たらないほどです。エンジンその他の主要構成部品についても言うまでもなく、新車時の状態のまま維持されています。

製造から55年を経過したとは思えないほどのオリジナルコンディションを保った、まさに奇跡の一台とも呼べる個体です。オリジナリティの高いクラシックカーをお探しの方には是非ご検討いただきたいお勧めの一台です。膨大な量のドキュメント、記録簿等が付属します。なお、この車両につきましては、誠に勝手ながら、品川ナンバーを引き継いでいただけるお客様に限り販売をさせていただきます。何卒ご了承のほどお願いいたします。 価格・詳細につきましては vintage@corgys.com までお問合せください。

Photo by : Isao Yatsui

SALES
SALES AGREEMENT
Chassis Number
36/9248 (original chassis)
Engine Number
L/19846 (original engine)
Condition
Original Authentic condition
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