1970 Toyota 2000GT
そのスタイリングの美しさ、希少性とともに、卓越した運動性能を発揮し、日本の自動車史にその名を刻んだ名車”トヨタ2000GT”が弊社ショウルーム に入庫しました。発表から50年以上を経た今でも色褪せず、多くのエンスージャストを虜にするトヨタ2000GTの技術は異例のレベルで、ヤマハ発動機が開発に携わった1,998cc直列6気筒DOHCエンジンに5段ギヤボックス、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションに加え、国産量産車初の4輪ディスクブレーキ、センターロック式マグネシウム合金ホイール等、当時のスポーツカーとしては最高のスペックを備えていました。昭和42年5月より市販を開始、昭和44年8月には外観のフェイスリフトを中心としたマイナーチェンジが行われ、昭和45年10月まで生産が続けられました。前期型228台、後期型109台、総計337台が生産されています。
今日ご紹介する個体は、アトランティスグリーンカラーに塗られた昭和45年製造の後期型、実走行40,206km、ノンレストア車両となります。アトランティスグリーンは後期型より新たに設定された塗色で、新車オーダー台数は20台に満たないと言われております。この個体の初度登録は昭和45年8月、ファーストオーナー5年間所有の後、昭和50年3月に二代目オーナーへと引き継がれました。二代目オーナーは購入して16年の間、ドライブやオーナーズクラブのミーティングなど、約25,000kmの走行を重ね、平成3年、総走行距離 40,206km時に、この個体を新築した自宅のリビングルームへと招き入れました。それから31年間、この後期型トヨタ2000GTは陽の目を見ることはありませんでした。
残暑厳しい昨年の夏、私たちは蒸し暑いリビングルームでボディカバーに包まったこの個体と初対面しました。さすがに大事にし過ぎて蒸れてしまったのでしょうか、ボンネットフードに塗装のダメージが見受けられましたが、31年という長い年月をエンスージャストの傍で過ごしてきただけあり、一般的なバーンファインド物件とは別次元のコンディションでした。特筆すべきはインテリアで、ダッシュボード、シート、天張りはパーフェクト、一枚物のローズウッドパネルには細かなクラックが1箇所のみと、見事なオリジナルコンディションを保っていました。機関類こそ復元作業が必要となりますが、一年もあれば動態に蘇ることでしょう。
この個体のさらなる詳細・販売価格につきましては、TEL 03-3993-3760 までお問合せください。前オーナーの想いを引き継ぎ、この個体の新たなストーリーを紡いでいただける方にぜひご検討いただければ幸いです。
Photo by : Isao Yatsui
- SALES
- :
- SOLD OUT
- Color
- :
- Atlantis Green
- Mileage
- :
- 40,206km
- Condition
- :
- Not restored original condition