1973 Alfa Romeo GTA 1300 Junior
アルファロメオが、1968年からはじまる1,300ccグループ2ツーリングカー選手権制覇のためにリリースした”GTA 1300 Junior”。直列4気筒DOHC1,290ccツインプラグエンジンは、GTA1600エンジン(ボア78mm×ストローク82mm)のストロークを67.5mmへショートストローク化したもので、圧縮比は9.0:1と若干低められたものの、ツインプラグヘッドとツインWEBER45DCOEキャブレターにより96HP/6000rpmを発揮しました。ボディは、GTAの”A”が意味する通り(Allegerita:軽量)、スペックの鋼板から、アルミニウム板に置き換えられ、スプリントGTより200kg以上軽量化されました。マスク(グリル、楯、エアインテーク)、U字型のドアノブ、マグネシウムホイール、サイドのストライプとクワドリフォリオは、”GTA”だけに与えられたスタイリングです。
今日ご紹介する個体、シャーシナンバー”AR776142″は、1973年11月23日に製造された”Stradale”で、”Biancospino(白)”にペイントされ出荷されました。(Automobilismo Storico Alfa Romeo Certified) イタリアでファーストデリバリー、ドイツのオーナーを経て、日本に輸入されたのは1985年です。この個体は日本で登録後(初年度登録昭和60年9月)、”Car Magagine”をはじめとする幾多の媒体で特集されました。その後、数人のオーナーを経て現在に至ります。すべてのパネルはオリジナルのまま残されており、現在は”Angelini”カラーに塗り分けられておりますが、白のペイント部はオリジナルの”Biancospino”カラーです。AR00559エンジン、WEBER45DCOE18キャブレターをはじめGTAのオリジナル主要パーツも数多く残されており、この個体のオリジナリティの高さが伺えます。さらにこの個体には、前オーナーが長年をかけて入手したウルトラレアな”AUTODELTA”純正オプションパーツが数多く組み込まれており、当時のCORSAを彷彿させる重厚な雰囲気を醸し出しています。この個体に組み込まれている”AUTODELTA”オプションパーツは下記の通りです。
AUTODELTA mod.options for GTA 1300 Junior
-Lightweight door with plexiglas glass
-Large fuel tank with racing cap
-Deep oil pan (magnesium)
-Special rear axle locating system, Sliding block
-Racing bucket seat (Driver)
-Roll bar
-Oil cooler system
-Dynamic inlet air box
GTAをお探しの方に自信を持ってお勧めする一台です。是非コレクションに加えてみてはいかがでしょうか。他にオリジナルのアルミドアパネル(左右)、バンパー(前後)、フロントシート(運転席)、リヤシートが付属します。価格、詳細はTEL 03-3993-3760 もしくはメール vintage@corgys.com までお問い合わせください。
- SALES
- :
- SOLD OUT
- Chassis Number
- :
- AR776142
- Engine Number
- :
- AR00559⭐︎05371⭐︎