1989 Ferrari 328 GTS

DETAIL

2926cc、V8DOHCユニットをミッドに搭載し、1975年のパリ・サロンで華々しいデビューを飾った”308GTB”。伝統の12気筒ベルリネッタをこよなく愛するフェラーリスタやジャーナリストからも熱い視線を集め、将来のスポーツカーの方向性を示す記念すべきモデルとなりました。この新しいV8スモールフェラーリは、フェラーリを愛するより多くの人々に夢を与える親しみやすいモデルとして、従来の12気筒モデルに代わるフェラーリの主力モデルに育っていきます。デビュー当初の308は、キャブレターによる燃料噴射でしたが、その後、燃料供給がインジェクション方式に改められた”308GTBi”、4バルブヘッドモデル”Quattrovalvole”へと進化していきます。そして1985年には、3.2リッターに排気量を拡大した”328GTB/GTS”が登場します。新たなF105Cエンジンの絶対的なパワーとトルクを与えられた328は、全回転域でスポーティーなドライビングを可能にしています。さらにエクステリア、インテリアも洗練され、308シリーズのファイナルを飾るに相応しいモデルとして高い完成度を誇ります。

ご紹介する車両は、1989年に製造された328GTSヨーロッパ最終ABS付きモデルとなります。328シリーズは、ヨーロッパ、スイス、ドバイ、北米、日本と仕向地によりエンジン仕様が異なり、中でもヨーロッパ向けに製造されたエンジンは、9,8:1の圧縮比から270bhp/7000rpmと31,0kgというシリーズ最強のスペックを発揮し、最も高い人気を誇ります。この個体の左右エアダクトは黒いネットでカバーされ、テールエンドの形状も丸く内側にカールされていることからドイツ仕様であることが伺えます。初年度登録は平成4年1月(新車並行)、5人のオーナーを経て現在に至ります。機関系のメインテナンス(タイミングベルト交換、ウォーターポンプO/Hその他 39,057km時)はもちろんのこと、内外装隅々にまで手が行き届いたベストコンディションの一台です。特に、傷一つないダッシュ、ドア内張り、シートを含めインテリアのコンディションは特筆ものです。車検満了日(平成29年9月)まで安心して御乗りいただけるお勧めの一台です。

SALES
SOLD OUT
Chassis Number
ZFFWA20B000081994
Exterior Color
Rosso Corsa
Mileage
39,332km
Condition
Excellent
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