Alfa Romeo R.Z.

「イル・モストロ（怪物）」と呼ばれたS.Z.のオープンモデル「R.Z.」が 松戸ショウルームに入庫いたしました。

～S.Z.ベースのオープンモデル「R.Z.」～
1989年～1991年に制作されたS.Z.はAlfa75をベースとした3.0リッター/V6エンジンを搭載し、210馬力/6,200rpmを出力、25.0kg/4,500rpmというスペックは当時のアルファロメオでは最もパワフルでした。そして走るために生まれたボディフォルムは後にも先にも見られない「zagato milano」と刻印されたZのエンブレムが与えられたこそのデザイン。“Experimental Sports car 3.0L”の頭文字からとられ、別名“ES-30”と呼ばれる Alfa Romeo S.Z.。

そのS.Z.をベースにしたオープンモデルがR.Z.(Roadster Zagato)です。ボディ各部は補強され、重量増を防ぐためにFRP素材は薄くされました。車重はS.Z.より120kg重い1,380kgにおさえられました。内装はS.Z.のタンレザーとは異なり、R.Z.はブラックで統一されています。
1992年から1994年の間に生産されたR.Z.は、350台の生産予定でしたが実際にはそれよりも少なかったといわれています。その数少ないR.Z.うちの１台、シリアルNo.130が今回ご紹介する個体です。

今回入庫したこの個体は、走行距離約14,600kmと走行距離が少ない初年度登録2001年（平成13年）の個体です。内外装、機関系ともに抜群のコンディションとなっております。幌やシートの状態もかなり良好です。経年をまったく感じさせない張りのある 純正ZAGATOレザーシートに身を包み、心地よい風を感じながらのドライビングを存分にお愉しみください。
検切れの為、別途車検整備が必要となります。弊社整備工場にて整備いたしますので整備内容等はご相談のうえで作業をすすめます。熟練のメカニックが整備いたしますので、メンテナンスもご安心ください。

希少なR.Z.のうちの1台、『No.130』。ぜひご覧くださいませ。